世界中で最もカヴァーされ愛されている名曲The Girl From IpanemaのAcoustic Sound Organizationヴァージョンの弾き方を説明します!後編となる今回はBパート,サビの部分の伴奏について説明します!
こちらがThe Girl From IpanemaのBパートで使われているコード群です。
Aパートはごく一般的なコード進行でしたが、Bパートはうってかわってサブドミナントマイナーをこれでもかと使った浮遊感あるサウンドになっています。
E♭Maj9#11
#11の音は1弦になっています。アルペジオなど装飾音的に使うといいでしょう。Maj♭9の形はボッサでよく使われます。メジャーコードのときに使えるコードなので形を覚えてしまうのが良いでしょう。
A♭7
急にドミナントコードが出てきますが、この次のコードはE♭-79なので、トニックに解決するドミナントではありません。これはE♭-7(IV-)の代理で、サブドミナントマイナーのコードです。通常IV番目のコードはメジャーサウンドですが、ここではマイナーになっております。この曲のメジャー(I ionian)がマイナー(I aeorian)にモーダルインターチェンジしてると考えても良いです。
E♭-79
こちらはIVマイナー、サブドミナントであり、次のコードのためのIIマイナーでもあると考えていいです。なぜなら次のコードはまたサブドミナントマイナーの代理コードと考えられるからです。
B7
こちらもサブドミナントマイナーの代理と考えましょう。KEY of D♭の♭Vii7はイコールIvマイナーと考えてもオーケーです。また次のコードがE-7なので通常通りの解決先を持つドミナントとも考えられます。
E-7
こちらも前述のE♭-79同様、IVマイナー、サブドミナントであり、次のコードのためのIIマイナーでもあると考えていいです。先ほどのコード進行が半音あがった形と考えられます。
C7
こちらは解決先をもたないドミナントです。KEY of Dの♭Vii7、イコールIvマイナーの意味を持つコードと考えてオーケーです。
G♭-7
ここから先はジャズのよくあるコード進行、III-7 VI7 II-7 V7 IMajのケーデンスです。よくある進行なので、この機会に覚えてしまいましょう。
B7♭5
ドミナントのテンションコードです。ダークなサウンドがします。6弦は親指をまわして押さえてしまっても良いです。
A7♭5
同じく、ドミナントのテンションコードです。
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