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CONTEMPORANEAのパンデイロを買ってみた!

最近、トニーニョ・オルタ(Toninho Horta)等のブラジリアン音楽を好んで聴いたり、サンバのライブに行って、パンデイロを叩いたりしてしまい、どうにもラテン系の魅力に取り付かれてしまったようです。ついにはパンデイロを購入してしまったので早速叩いてみました。



パンデイロとはサンバやボサノバなどで使われる打楽器で、叩く場所や叩き方などで音を変えて様々なリズムを生み出す事が出来ます。初めてパンデイロを見たのはボーカル、ギター、そしてパンデイロのトリオ演奏だったのですが、パンデイロひとつでドラムセットのようなサウンドを作り出せるのには驚かされました。

表面は皮のヘッドで作られています。ナイロンで出来ているパンデイロもあります。今回僕が購入したのはCONTEMPORANEA PDMV105Cです。いろいろなレビューを読んだ上で、手頃な価格で、割に使えそうなモデルだと思い選びました。触った印象はしっかり作られていて堅牢です。サイズも10インチで重さは530g。パンデイロを演奏していると結構腕が疲れてしまうので、初めての人は10インチでなるべく軽いものを選ぶのをおすすめします。

裏面はこんな感じ。

上記の写真のようにネジを閉めたり緩めたりする事によって皮のテンションを上げ下げし、音をチューニングする事ができます。ライブで聴いたときはもっと低音が出ていたので、テンションをおもいっきり下げてみました。

テンションを下げるとかなり低い音が出るようになったのですが、低音がもわもわしてしまったので、同時に購入したマルコス・スザーノ(Marcos Suzano)の教則DVDで彼が持っているパンデイロを真似して、ガムテープを裏に貼る加工をしてみました。

加工後はこんな感じです。大部低音がクリアに聞こえるようになり、音量も少し小さくなりました。が、さすがにマンションなどで叩くと近隣の迷惑になるかもしれません。なので家で演奏する時などは僕は茶封筒などを裏面にはさんで音をさらにミュートしています。

こういったリズム楽器を叩くと、ギターも最初はリズム楽器としてデザインされたものだ、と言う事を思い出します。音楽のまず一番最初の根幹はリズムであり、ハーモニーなどはその上に乗っかってくるものだと思います。アドリブ等もリズムパターンの集積ですしね。なのでリズムを鍛えるためにパンデイロなどの打楽器の練習をしてみるのも良いかもしれません。さらにもうひとつ、パンデイロでいろんな音楽のリズムの練習をすると、副産物としてボサノヴァやラテンのバッキングパターンが増えます。パンデイロの右手の使い方がそのままギターのストロークに流用出来ちゃうんですね。お試しあれ!

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