土日は祝日ということもあり、ウクレレ&ギターレッスンが多く、
たくさんの生徒さんたちを相手にいろんな課題に取り組んでいます。
たくさんの生徒さんの中には教えればすぐに吸収する真綿のような生徒さんもいれば、
不器用を絵に描いて額に飾ったような生徒さんもいます。
昨日はどちらかというと不器用側に属する生徒さんが多くいらっしゃったのですが、
不器用な生徒さんは1曲にかけるレッスン数、トータル時間が長く、
もう半年から、人によっては1年以上も同じ曲に取り組んでいます。
毎週同じ箇所を何度も何度も教えていると、生徒さんも僕もめげてきます。
何度も同じところをやるので、永遠に続くデジャブのように感じる時もありました。
でも1歩下がっては、2歩進むようにこつこつと続けていると、
いつかはできるようになるんですね。
昨日のレッスンではそういった達成の瞬間に多く立ち会えて、嬉しかったですね。
みんなその時は大きく手応えを感じるようで、
きっと登山の頂上に登頂した人はこんな笑顔になるんだろうなあ。
ギター作りにかけては随一、と呼ばれる高名なギタービルダーの方の話で、
その人は人一倍不器用で、ピックアップの配線やハンダ付けなどは目も当てられないぐらいだったそうです。
ギターショップの店長さんが見ていて、これ商品になるんかいな?、と不安になるくらい。
でも最終的に作るものは、どんな器用な人が作ったものよりも丁寧で良い仕事になっているそうです。
どんな器用な人も、こつこつやる不器用な人にはかなわない。
そういったことを生徒さんから学べました。
こつこつ。