2015/08/13

初見再考!

初見演奏は音楽家にとって必要なスキルのひとつということで、音楽学校で教える際のコアミュージックのひとつになっています。譜面を立てて、初めて見た曲をさっと演奏できるのは確かに格好良い風に見えます。
しかし僕は自分が曲を覚える際は譜面を使いません。やる曲を聴いて、同じように弾けるようにレコードから耳コピしてしまいます。レッスンでもあまり譜面を使いません。なぜそちらを勧めているかというと、譜面があると人は曲を覚えないですし、また譜面に書かれていないニュアンスやダイナミクスも音楽の重要な要素だからです。
初めて見た曲を初めて演奏して、そのまま忘れてしまうとあまり音楽的に発展が望めないので、ゆっくり丁寧に一曲ずつを覚えて行く方法をとっています。やっぱり楽器さえあれば、その場でなんだって弾けるのが理想ですよね。

しかし最近は音楽のアナライズをすることが多く、譜面を使うことも多くなってきたため、久しぶりに初見練習をしています。僕はギタリストなのでコードの初見は慣れてはいますが、五線譜に書かれたメロディラインを読むのは苦手です。五線譜はピアニストなどのために演奏しやすく考えられているデザインで、ギタリストにはTab譜などの特別な記譜法があります。しかし他の楽器とアンサンブルする場合は五線譜の譜面を使うことになるので、やはり五線譜は読めた方が良いと思います。

ギターはピアノと違ってどこに何の音があるのか分かりづらい楽器です。しかしポジションと指使いで覚えてしまえば、あとは相対音感で演奏することのできる視覚化しやすい楽器でもあります。
僕は7つのチャーチモードを基本として指板上を見ていますが、その他にもたくさん指板の見方はあります。初見練習の本を見ていると全く違ったポジションで覚えられるので、新しい観点を手に入れられて楽しいですね。

僕も昔初見練習をしていたのですが、そのせいで音楽的に弾くことができず、譜面を使うのを辞め、完コピする方法に切り替えました。そしてそれが出来るようになり、ようやく音楽的になってきた今、また初見にトライしています。なんだか同じところをぐるぐる回っているようですが、だんだん出来ることも増えてきています。
順番はどうあれ、常に自分の演奏が良くなるように試行錯誤することが大事ですね。

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