本日から4月1日まで僕の尊敬するアーティストTuck&Pattiさんの来日公演です。今回はアコースフィア奥澤さんのご厚意によりスタッフとして全公演に参加できることになり、今日はブルーノートの初日の公演でした。
初日ということでサウンドチェックから見させていただいたのですが、Tuck&Pattiさんのサウンドチェックは唯一無二で、自分たちの持ち込むシステムの中でのEQはすでに出来ており、後はお店側の音響をEQするのみとなっています。そのEQの仕方もエンジニアライクでギターを低音弦から順に鳴らし、出過ぎている周波数帯をカットしていきます。Pattiさんの歌も常に同じピッチを叩いて、それをTuckさんが聞いて一つ一つのオーディオを調整していきます。
2時間にも渡る集中したサウンドチェックの後は控え室でライブ前のちょっとした休憩。その後は2ステージの白熱したライブです。2時間のサウンドチェックと1ステージ90分のライブ。5時間以上もの集中した時間を難なくこなすTuck&Pattiさんはさすが世界を廻って活躍されているアーティスト。まるでステージが自分たちの家で、そこでお客様をもてなすかのようなパフォーマンス。今回はこれまで見てきた中で1番パワフルなステージングでした。1stステージのQueenのI was born to love youからの流れは自分たちの35周年とブルーノートの25周年を祝うかのようで圧巻でしたね。
全てのステージが終わった後は、Tuck&pattiさんがファンの方々や友人たちとの交流の機会があったのですが、若いファンの方が感動のあまり泣き出してしまい、それを見てTuck&pattiさんも心を動かされてました。音楽で国境や世代を超えて人を感動させる事ができる。ミュージシャンというのは本当にすばらしいですね。こんな風に音楽で人を感動させれるようなアーティストになるぞ!