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Mack The Knifeのベースラインをコピーしました!

Mack The Knifeのベースラインをコピーしました!
今回取り上げたのはボビー・ダーリンなどの名演も多いスタンダードのMack The Nnifeです。
ベースラインを作る場合は基本的にはコードから派生するRootと5度の音を使えばOKですが、もっとベーシストがやっているラインを組むために、Jazz Standard Theoryの中で実際に演奏されている、ベーシスト納浩一さんの演奏するベースラインを採譜しました!

今回はメロディの裏で弾かれていたラインです。譜面を見ると、ほとんどのラインの基本が1度と5度で構成されています。スケール上の音も使われていますね。それ以外にも色々なアイデアが詰まっていますので、以下に纏めています。

1.リズミックアプローチ
11小節目では3連譜を使ってアクセントを設けています。25から26小節目では16分音符の細かい音符を使ってスケールを下降しています。ずっと2分音符で弾いていた所に、16分音符が出てくるとスピード感が出てきますね。このように音符の種類を変えるとアクセントになるようです。

2.シャッフルのグルーヴ感
17小節目の8分音符がオンビートの前にくる事によって、次のビートへ加速が付き、前へ前へと突き動かすグルーヴを生み出します。ベーシストは譜面に書いていなくても、オンビートの前にゴーストノートを入れ、グルーヴを生み出します。このテクニックは常に使えますので、マスターしておくと良さそうです。

3.開放弦を交える
28小節目では、プリングオフで開放弦の音を交える事によってシャッフルのグルーヴ感を出して行きます。ずっと使うとくどくなりますが、効果的なテクニックですね。

メインのメロディの裏ではなるべくシンプルに演奏した方が良いですが、歌の合間にリズムのアクセントとして色々なテクニックを入れて行くと、音楽に深みが出ますので、是非研究して行きたいですね!

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