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テクノロジーは音楽を殺すか?

新しい武器、Degital Delayを手に入れて数週間。レッスンの合間に時間が空いたら時々試しています。少しづつ使い方が分かってきたのですが使いこなすまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

僕はルーツがロック畑の人間ではないからか、あまりディストーションやコーラスなどの歪み系のエフェクターやループなどの特殊なエフェクターは使いません。しかし新たな事に取り組んで行こうという事でこういったDegital Delayなどの(自分にとって)新しいテクノロジーを使い初めています。そういったテクノロジーを刷新する事で音楽は新しいサウンドになりますが、必ずしも音楽自体が新しくなっている訳ではない事に気をつけないといけません。

テクノロジーが進歩する事によって今や無制限に音色を変えたり、バックトラックをループさせたりする事が出来ます。しかし選択が無制限であるからこそ自分自身の演奏技術や新しいリズム、新しいコード進行などを探す事をしなくなり、音楽それ自身の進歩を止めてしまう事になります。逆に言えば制限がある中で新しい可能性を探すからこそ発展したり、新しい音楽が生まれたりするのだと思います。楽器一つ、ウクレレ1本で音楽を演奏するソロ演奏などが制限が作る素晴らしい音楽の良い例ですね。

その制限の中に一つ新たなテクノロジーを入れる事によってさらに面白いアイデアが生まれると良いなあ、と思い色々試しています。自分の中のイメージでは「欽ちゃんの仮装大賞」のようなローテクの中の美学や横井軍平の「枯れた技術の水平思考」的な発想が理想ですね。色々試して行こう!

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