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ミックス作業中!

夏に発売予定のAcousphere Record所属アーティストによるコンピアルバムを鋭意ミキシング中です!今回はAcousphereの奥沢さんの指示のもと機材のパラメーターをいじるオペレーターとして作業をしています。

Mayerとサブウーハーのスピーカーシステムを使ってのミキシングは音の解像度が高く、Reverbの0.1dbと0.2dbの差の違いもくっきり分かるぐらいです。すごくやりやすく、尚かつ変化が目に見えて分かるので楽しいですね。

奥沢さんにパラメータの指示を出してもらい、バイパスをかけて変化後と聞き比べ、どこがどう変わったか分かるかと問われた時にも大体の感覚で分かるようになってきました。初めてミキシングとマスタリングの見学をさせてもらった時に何一つやっている事、言っている事が理解できなかった6、7年前から比べると進歩している事を感じられて嬉しいですね。しかし、まだまだ変化の違いや薄いノイズに気付かない事、編集方法の作法など分からない事もたくさんあるので日々勉強ですね。

先日ミキシング中に聞いた言葉で「良いミキシングとはアートである」、という言葉はすごく心に残っています。演奏者でレコーディングに入る場合は録り終えてしまえばそこで仕事が終了、と思ってしまいがちですが、演奏と同じ比重、あるいはそれ以上にミキシングは大事な作業です。最終的にリスナーに届くのはミックス後の作品です。自分の音楽をアートだと捉えるのならば、そこを人任せにするのではなく、エンジニアがいる現場でも最低限何を行っているのかが分かるように知識と耳を良くしていかなければならないですね。

またエンジニアで入る場合もただただフラットにしてノイズ消して音圧かせいで終わり、というように作業をルーティン化せず、その音源の良い所をさらに倍加する方法を手探りでさぐるようにして、自分も参加している作品なんだという自負を持って作業していきたいですね。頑張ってAcousphere Recordのみんなが録ってくれた音源を良い作品にしていくぞー!

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