近所に贔屓にしている焼き鳥屋があります。
味は美味しく、値段も安く、かなり気に入っています。
昔、焼き鳥屋のバイトをしていたこともあり、
焼き鳥はちょっと知っているぜ、なんて格好をつけていました。
しかしこの店では安い値段で提供していることもあり、
鳥の質などは他と大差ないように見えるのですが、
美味しい。
何が違うんだろう。
と思って、焼き場を眺めていると、
焼きがものすごく丁寧です。
少し焦げたりすれば、そこをハサミなどで落とす。
常に火の強い場所、弱い場所を見つけながらずっと気を使い続けている。
白ネギなんか、薄皮がなく、焦げの比率もちょうど良い。
口に入れると、中身がとろんとして、食べていて気持ちが良い。
炭も違うのかなあ。
見ていて本当に気持ちが良くなる仕事です。
材料は(おそらく)同じでも、丁寧にやればこんなに差が出るんだなあ。
逆を言えば、どんなに素晴らしい材料でもちょっとずつ手を抜けば、
気づいたときには台無しになってしまっている。
そういう仕事も時々見かけますね。
僕も気をつけよう。