2012/01/19

Sylvain Lucに学ぶドミナント上での#11thの使い方!

Sylvain LucのBireli LagreneとのDuoアルバムを最近聞いています。二人のギタリストのインタープレイが素晴らしいアルバムですが、そのDuoアルバムの中のIsn't She Lovelyで使われている、ドミナントコード上でのSylvan Lucのアプローチがシンプルで面白いのでアナライズしてみました。

アプローチのコンセプトをフレーズやスケールに置かず、トライアドやコードトーン等を代理で置き換えると、シンプルなのに中々歌では出てこないようなノートを扱えますので読んで試してみてください。





左のTabは下記のYouTube動画の1:58から始まるフレーズなのですが曲のキーがGで、最後のA7はこの後D7へ向かうセカンダリードミナントです。ここでSylvain LucはA7に対しての13th,#11th,9thとコードトーンの混じらないテンション感溢れるフレーズを弾いています。

解決先を持たないドミナントやII♭7の時等に#11を含むリディアン♭7のスケールはよく使われますが、スケールライクに考えるとこのテンション感は出しにくい思います。

Sylvan Lucはどう考えてこの音使いを弾いているのかを考えるに、おそらく全音上のトライアド、Bトライアドを弾いているのではないでしょうか。

BトライアドのR,2,3はそのまま全音下のドミナントの9th,#11th,13thになります。そうする事によって、リディアン♭7の7つの音からフレーズを選んで弾くよりもたった3つの音の選択肢でリディアン♭7の一番美味しい音を弾く事が出来ます。

Sylvan Lucはよく、このコード進行のA7上で#11に解決しますが、おそらくA7の#11に着地しているというよりはBトライアドの3度に解決していると考えているのではないでしょうか。そして#11を使う事から、またA7上でフレーズが解決して終わる事から、A7はD7に向かうコードではなく、解決先を持たないドミナントとして解釈しているのではないでしょうか。

このようにスケールライクに考えるより、コードトーンやトライアドなどの音の選択肢が少ない方が、より的を得たノートの使い方が出来るので是非いろいろ研究してみてください。



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