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自分の良さはわからない

レコーディングワークを重ねていくと、だんだんと袋小路に陥っていきます。
打ち込みやシンセサウンド、度重なるオーバーダブなどで曲の原型がぐちゃぐちゃになっていきます。
それはそれで面白いのですが、そうしてくると自分自身の良さ、といったものが分からなくなってきます。

人を見ていると、その人の良さ、セールスポイントはなんとなく分かります。
その人の雰囲気に合ったことをしていると、「それいいね!」なんて、周りもなんとなく応援したくなります。
逆にその人に合わなそうなことをしていると、ちょっと「大丈夫かな?」なんて心配になります。

しかし、それが自分のことになると全くわからなくなってきます。
それはおそらく自分自身の姿が自分からは見えないことに起因しているような気がします。

先日久しぶりに自分が演奏している昔の映像を見返しました。
その時自分の顔をまじまじ見ながら思ったのは、 「この人はアコースティックな音源を弾いていそうだな。」
「おそらくメタルやハードロックは弾かないだろう。」
なんて感じのことです。
ぼんやりとした印象なのですが、なんとなく自分の形が見えてきた気がします。
この人がどんな音楽を作るのか、と感じた印象が自分の作ったアレンジに当てはまっているかチェックしてみたいですね。

鏡の中の自分を客観的に見て、この人は何をしてそうな人か、どんな性格の人に見えるのか。 時々立ち止まって考えるのもいいかもしれませんね。

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