最近ボサノヴァやサンバなどのブラジリアンの基本的なリズムを学んでいます。
Toninho Hortaなどのブラジリアンの音楽を聴いていると、いわゆるジャズでやるボッサなどとは根本的に違うリズムで演奏しているようです。
そもそも拍の感じ方が独特で2/4の8分音符でいうと、3と6で落ち込む(もたる)ような雰囲気です。その効果でグルーヴがうねりながら流れるように聞こえ、テンポがそんなに早くなくても聴感上早く聞こえるような気がします。
またシンコペーションが多用され、拍の頭が食う事が多いです。その食う音が頭である、と感じながら弾く事が本物っぽくなるコツでしょうか。西洋音楽の譜面上、頭の小節を食って書かれてますが、実際は16分音符前に小節線がひかれているイメージですかね。
また体の動かし方も特徴的で、下に張ったToninho Hortaのライブ映像などでもそうですが、ToninhoやTom Lellisは1,3拍目で頭を上に上げ(胸を張り)リズムをとっています。ブラジリアン音楽をやってる人とそうでない人が混じったバンド等のライブを見てると、それぞれリズムの感じ方が違って、体の動きも違って見えるのでそういった所に注目してみるのも中々面白いです。