2014/04/17

長年通ってきている生徒さんの一人が大きな壁にあたってしまっているようで大分悩んでいるようです。生徒さんが何かの楽曲を弾けない時に考えられる問題はいくつかあり、

1.楽曲に対する生徒さんの練習不足

2.先生がなぜその生徒さんが弾けないのか、何が今必要なのかを見抜けていない

3.力量に合っていない楽曲の選択

などが主な理由だと思います。
今回の生徒さんはストローク演奏の際にどうしてもリズムが安定しない、そしてギターの音が上手く鳴らない事があげられます。リズムの安定にはオルタネイトストロークという体の運動でリズムを取る方法、ギターの音に関してはピックの持ち方や弦に対しての当てる角度などをレッスンしてきたのですが、中々効果を発揮しません。こちらの生徒さんは常にしっかり練習されてくる方なので、1の練習不足という事ではないようです。

そこで経験主義的に簡単なコードの楽曲を次々にこなしていこうと矢継ぎ早に曲を変えてレッスンして行ったのですが、The Beatlesの楽曲のようなダルにストロークを弾く曲はうまくいったのですが、素早いストロークの曲等は中々上手くはなりませんでした。僕も一時期ストロークの勉強のために弾いたTell me Where you are goin'の16ビートのストロークもレッスンしたのですが、こちらは3.力量に合っていない楽曲の選択であったようで、もっと簡単な楽曲に立ち返りました。

このようにやっている曲をコロコロ変えた理由は知っているコードの種類を増やすため、そして簡単なコード譜を見てすぐに弾き語り出来るようになって欲しいためでした。しかしそこにはデメリットがあり、常に新しいコード進行に慣れて行かなければならないためギターの演奏技術自体が底上げされない事、そして自分の持ち曲としてしっかり弾けないようになってしまう事です。つまり今回は2の先生がなぜその生徒さんが弾けないのか、何が今必要なのかを見抜けていない、という罠に陥ってしまい、いろいろな楽曲を試すも毎回同じ壁に当たってしまい、堂々巡りをしてしまったようです。

今回のケースですと今やっている楽曲を映像撮影なりレコーディングなりでしっかり形に仕上げて、常に再現可能な決まりきったパターン(クラシックのような)での演奏を作っていこうと思っています。1曲にかかるレッスンの回数は増えてしまいますが、そうする事によって曲のクオリティ、そして演奏技術自体はかなり底上げされると思います。

後は選曲も生徒さんに任せず、もっと今のプレイに適したレベルのものを探せるように出来たら、大きな壁に当たらずに、ギター演奏が上手くなって行きますので、そこのチョイスもしっかり出来るようにしなければいけませんね。

人によっては今回の結論が正解ではなく、矢継ぎ早に曲を変えた方が喜ばれる生徒さんもいますので、すべてのケースに適用されるわけではないですが、生徒さんの個々の悩みや今この生徒さんに何が必要か、何を教えるべきか、そして何を教えないべきかをしっかり見抜けるような心眼を持てるように精進しないといけないですね。

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