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露木達也、阿部浩二、渡辺具義のボサノヴァギタートリオの演奏をレポート!
(2011.12.18動画追加!)
2011年8月14日に西東京市保谷こもれびホールで開催された露木達也、阿部浩二、渡辺具義のボサノヴァギタートリオのライブを見てきましたので、レポートをしてみたいと思います。
今回のコンサートは2部構成になっており昼の部はあがた森魚、阿部浩二、平下正志のトリオであがたさんのオリジナル曲やボサノヴァのカバーを演奏し、夜の部ではギタートリオによる熱い演奏を聞かせてくれました。
「ボサノヴァで涼む、日本の夏」と銘打って行われたコンサートですので演奏する曲目などもInsensatezやBarquinhoなどゆたっりと聞かせるボサノヴァの名曲が演奏されたライブですが、そこはやはりギタートリオでインプロビゼーションになると嫌がおうにも熱く盛りあがっていきます。
今回、新しく手に入れたSadowskyのエレガットを持って演奏した露木達也さんはもちろん本格的なブラジリアンを聞かせてくれますが、アドリブになるとよりJazzを感じさせる歌い回しとリズムを出していきます。今回のセッティングはマイクを使わずにラインで音を取っているのですが、中空ボディのおかげかピエゾ臭くならず、指で弾いてもピックで弾いても、そして早いフレーズでもノイズが気になりません。
ライブ後に話をピッキングについての聞く事ができたのですが、最初の10年間は順アングルで弾いていたが、ノイズやトーンが気になり逆アングルに変えたそうです。そしていろいろ試した結果、かなりこだわってたどり着いたのが今のピッキングとの事です。Sadowskyのトーンは阿部浩二さんの7弦ギターのパワフルな音に埋もれることなく、音が分離して聞く事ができました。
阿部浩二さんのクラシカルでパワフルな7弦ギターのプレイ、渡辺具義さんのセミアコの甘いトーンのロックな要素の入ったギタリスティックなプレイ、そして露木達也さんの歌心あるジャジーなプレイ。まさに三者三様のスタイルでとても楽しんできくことができました。
やはり第一線で活躍されている方のプレイには活躍するだけの理由がありますね。露木さんはただいま新作のレコーディングという事なのでリリースが楽しみです。前作はiTunesやAmazonで発売中ですのでぜひチェックしてみてください。
動画がYouTubeに上がっていたので、是非ご覧ください。
上記写真は露木さんの新しいギターSadowsky。トップ板の木目が美しいです!