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歌うギター


楽器を歌わせるように弾く、
と言うのは楽器弾きには大事なことです。
演奏者はそれを目指していますが、
どちらかというと楽器を鳴らす、
と言う方向で研鑽しているような気がします。

先日、今録音しているギターデュオ作品の
メロディパートをレコーディングをしました。
マイケル・ジャクソンのボーカルラインを
ギターに置き換えてみたのですが、
恐ろしく難しかったです。

歌詞は英語ですので、
音節のつながり方が日本語のそれと違い、
表現するのに一苦労です。

また、Let that rhythm get into you
などのセンテンスは2つのワードがつながって聞こえてきます。
それらをギターで表現しようとすると、
スライドアップの速度や何フレット前から上がるべきなのか、
ビブラートのタイミングと速度の変化、
音と音との間の指を離すタイミング、
などなど整理すべきところがたくさん出てきます。

さらにボーカルには言葉に対する心情や背景描写なども出てきます。
どういった気持ちなのか、どういう状況なのかを声で表現します。
それらをギターに置き換える際は、音量とタッチのニュアンスで表現していきます。
こういったことは昔ボーカルレッスンに通って、
実際のボーカリストがどこをケアしているのかを
勉強したおかげですね。

マイケルの曲を聴くと、すべてのワードに明確な意思が
入っているのが聞き取れて、心地良いと同時にその密度に驚かされますね。

歌う楽器、
とひとくくりで言っても、
その演奏者の持つ意識で全く違うものになっています。
歌うように弾くんじゃなくて、実際に歌うギターを目指したいですね。


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