細胞は毎日生まれ変わり続け、3,4ヶ月で全身の細胞や血が生まれ変わります。それらはすべて自分が毎日何を食べたかによって作られて行きます。自分がこれまで何を摂取したか、それら全てが今の自分自身を形作っています。食事療法などはこの考えがもとになっているように思えます。
音楽家である自分自身にとっても、それは大いに当てはまります。毎日の生活の中で、僕が一番長く楽器に触れている時間はレッスンです。毎日のレッスンで何を教えているのか。(Black birdやTears in Heaven)
どのギターを弾いているのか。(Baby Taylor)
どのウクレレで教えているのか。(Dan Ratliff)
それは果たして自分にとって、そして生徒さんたちにとって良い効能になっているのかどうか。もう一度自問自答しなければなりません。
最近では譜面の有用性、という事で譜面を使ったレッスンを少しづつ行っていますが、やはり良い点もあれば悪い点もあります。覚えるスピードは上がりますが、暗譜できない、譜面がないと演奏できない、というデメリットがついてきます。またレッスン中に譜面とにらめっこになってしまい、僕の運指を見たり、コミュニケーションが取りづらくなってしまいます。
理論を教えるのには譜面は必須ですので、もう少し経過を見て、良い方法論を見つけたいですね。
レッスンで使っているウクレレについては、テナーサイズのRatliffがリペアから戻ってきたので申し分ないです。素晴らしいセッティングですし、弾くほどに喜びの生まれる楽器は久しぶりです。レッスンのたびに口元が綻んでしまいます。ライブでも使うウクレレですので、こちらはばっちりですね。
さてギターの方ですが、こちらは満足がいっていません。Gibson L-5は素晴らしいギターですが大きく、取り回しづらく、丁寧に扱わなければならないのでなかなかレッスンで使う気になれません。
現在レッスンで使っているBaby Taylorはサイズ的に扱いやすいのですか、こちらのレスポンスに即座に答えてくれるようなハイエンドな楽器を弾きたい欲求があります。そこでミニジャズギターを手に入れたいのですが、Benedetto Andyは即売り切れてしまったので、やはりオーダーするしかなさそうです。
毎日使うギターというものは常についてまわる悩みですね。
また毎日教えているレッスン内容ですが、まだまだ良い方法があるはずです。ストロークを初心者の方に教えるのに、一番良い曲は何か。ストロークのスタイルは誰を参考にすべきか。ピックは使わせるべきか。などストローク一つとっても考えるべきことは沢山あります。
よりよりレッスン内容とレッスン環境を作るためにもっと思考を進めないとといけないですね。まだまだ足りないものが多いなあ。