ジャコ以前ではベースが主役になるなんて事はほぼ無かったのですが、Pat MethenyのファーストアルバムBright Size Lifeでも聞けるように、ジャコのベースは主役を食いかねないぐらいに魅力的です。ベースがメロディを取ったり、ハーモニクスなどを多用してこれまでにはない斬新なサウンドを作り上げています。
しかしジャコの凄さはそういったテクニックではなく、そのグルーヴにあります。もともと楽器はドラムから初めたという事もあり、ジャコのゴーストノートを多用したグルーヴィーなベースは大抵に置いてそのバンドのグルーヴの根幹になります。ジャコのベースはそれくらいに強烈なリズム感なんですね。Kuru/Speak Like A ChildやCome on,Come overなどで顕著に出ています。
下記で紹介しているThe Chickenの演奏ではジャコが作り出しているグルーヴの上でドラムのKenwood Dennardがとても楽しそうに叩いています。よほどJacoの作るグルーヴが気持ちいいんでしょうね!こういったファンキーな楽曲は曲のテンポを早くしがちですが、グルーヴがしっかりしていればこれくらいのミドルテンポの方が逆にグルーヴィーに聞こえますね。
上記の動画はJacoの教則DVDに入っているデモ演奏でゆるいジャムセッションといった感じですが、聞いていて気持ちよいです。ギターのJohn Scofieldのレイドバック感もJacoのグルーヴの上だとさらに映えますね。またJaco本人が教えてくれる教則DVDのModern Electric Bass
もかなり勉強になるのでおすすめです!
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